情報が満載なのに騒がしい印象にしないためには、緻密な文字組と価格表示を控えめにすることです。そうすることで落ち着いて、自然で穏やかなイメージが表れます。ターゲットに合わせて表現を変えるんも大切です。大衆的な食べ物の代表であるラーメンでも、表現によってはまったく違う表情になります。大情報であっても、高級感表現の大半の要素を守ると高級なイメージを表すことができます。
激安表現で表すとやすさが命が強調されます。明るい配分と緻密な文字組で表すとリーズナブルなイメージが表れます。情報満載でも白地をつくると高級感を保つことができます。デパートの食品売場のものだと、情報を入れつつ高級感を出したいところ。高級感を強調するなら、情報量を少なくするべきですが、食品売り場で情報が少ないと、開放的なイメージが消えて活気がなくなってしまいます。
白地を活かして同系色でまとめるといいようです。食品には商品自体の色に変化があるので、キャッチフレーズや説明文字を同系色にまとめても内向的になりすぎません。落ち着いた華やかなものになります。中見出しは控えめにしましょう。タイトルは最大の大きさでよいのですが、中見出しや小見出しを小さくしましょう。大きなタイトルは活気と自信を表すので欠かせません。
中見出し類は、ある程度整理するべきでしょう。紙面が雑然となってしまいます。デパ地下のチラシは情報が満載で開放的なイメージがありますが、デパートのふさわしい上品な落ち着きもあると思います。大きな面積を占める文字や帯の色を同じ赤で統一した配色で落ち着きを保ちます。本文は綿密な文字組にすることで上品さを保つこともできます。上品な仕上がりになります。
