チラシにおける数字の効果

チラシに価格や割引率、販売実績や統計などの数字を盛り込むのは、もはや常套手段です。なぜ数字を用いることがチラシ作りに不可欠なのかみてみましょう。

 

数字のもつ1つ目の効果は「曖昧さを排除する」ことができること。数字を用いることで、誰もが同じ認識を具体的に共有することが可能となります。例えば、「たくさんの特典」と書いてあったら、「たくさんてどれくらい?」と疑問に思われてしまうでしょう。しかし「4つの」「5つの」と具体的に示すことで、曖昧さを解消することができます。

2つ目の効果は「説得力が増す」こと。通販広告などでよく「販売実績ナンバーワン! 100万枚の大ヒット」のような表現を見かけますが、これは「100万枚」と具体的な販売実績を示すことで、説得力を増すことに成功しています。チラシでも「激安」とだけでなく、「50%オフ」と書いてあったほうがより安さを実感することができます。

 

また、設定した価格には端数があったほうが、より消費者心理に訴える効果があると言われています。498円、980円のような端数価格のほうが、500円、1000円のような切りのいい数字よりも安いと錯覚してしまうのです。

販売実績においても、「500個売れた」というより、数が少なくとも「485個売れた」というほうが具体的で現実味を感じます。「98.4%のお客様が大満足」という表現も同じで、細かい数字をそのまま使うほうが具体的なイメージを喚起させて、信頼度を高めてくれるのです。

 

さらに、本来の価格を打ち消して載せることで、お得感を強めることもできます。販売価格の他に「通常価格」や「希望小売価格」が記載されているチラシを見たことはないでしょうか。

これは「アンカリング効果」という、最初に提示された数字がアンカー(基準)となり、判断に影響を及ぼすという効果を狙っています。先に提示された通常価格よりも値引きされていてお得だと、数字によって思い込まされているのです。

 

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