チラシのコピーは、奇をてらう必要はありません。チラシというのは、本来は読ませるためのメディアです。手にとってじっくり読んでもらえるということが目的となります。そのため、チラシのコピーというのは、それを読んでくれる人のことを十分に意識していなければならないといえます。
見出しと本文は目的が違うので、作り方が異なってきます。それでも共通していることも多いのです。共通していえることは分かりやすいということです。簡潔に「何を」伝えようとしているのかが即座に理解してもらえるのが望ましいといえます。そしてテンポが良いことも大切です。ハギレの良さ、ゴロの良さ。読んでいて気持ちよく読めるちうのも重要になってきます。無駄のない言葉を選ぶようにします。
造語を使うのもイメージを作っていくのに重宝します。造語というと、欧文を使ってのものが多いかと思います。もちろん和文でも行われます。ほとんどの場合は、意味から入って、ゴロのいい語句を探していきます。
たとえばSONYだったら、「息子、太陽の子」といった意味からきているそうです。造語というのは、新しい名前ですが、認知されることによって、一般名称に近いものになっていくものです。つまり、そのネーミングが定着していくように努力を必要とするといえます。
コピーでは、ダジャレがよく使われるようです。これは一見、軽薄に感じますが、いつの間にか親しみに変わっていくものです。造語の精神というのは、親しみとユーモアとも言うことができます。明快な文字で分かりやすく、テンポが良くてゴロがいいもので、流行を意識して新鮮な感覚も必要です。ギャグを取り入れたり、印象的にすることも重要です。
