安そうなムードを演出しよう

ここ数年、日本経済はデフレの真っ最中にあります。実感としてよくわかるのが100円ショップです。一昔前の100円ショップと言えば、せいぜい150坪程度の雑貨店のイメージでしたが、今や500坪を超すワンフロアを埋め尽くし、まるでホームセンターの売り場が100円均一になったかのような有様です。

これが、価格破壊です。デフレの経済状況下では、どうしても安く売ることが必要となります。だからと言って、極端に値引きをすると売り上げが上がっても赤字ということにつながり、利益に響いてしまいます。そうならないために、知恵を絞りましょう。

では、なぜ100円ショップは売れるのでしょうか。その理由は、明確に安さが伝わっているからです。つまり、100円ショップ=安いということがお客様にインプットされているので、すべての商品が安いという思い込みを持たせることに成功しているのです。

しかし当然ながら、100円ショップに置かれている商品の原価がすべて一律ということはあり得ません。本当に激安なものと、そうでないものが混在しているはずです。それなのに、すべての商品を安く感じてしまいます。これが“安さ感”です。“安さ感”と“安売り”は似ているようで、まったく違います。販促では「安さ感の演出」と呼び、「安そうなムード」を演出して、お客様を引き付け、売り上げも利益も上げる手法になります。

割り引きチラシにおいて、よくある悩みが「全品○%OFF」と謳い、原価割れの目玉品も用意しているにもかかわらず、いっこうにお客様がこないというものです。これは、チラシから“安さ感”が伝わっていないことが原因だと考えらえます。定番チラシと似たようなデザインになっていないか、検討をするようにしましょう。

 

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