チラシの狙いとテーマを決めていく

チラシの全体のイメージが掴めたら、次にテーマを設定します。テーマというのは、仕事の内容を示すものです。そのチラシの制作に携わる人達が、同じ認識を持つために非常な必要なものです。そしてチラシの目的を明確にするために必要なものなのです。例えば、子どもたちに絵を描くよう指示したときに、一方には「季節の楽しさ」、一方にはテーマを伝えずに描かしたら、テーマを伝えた方は季節の喜びのメッセージがあり、見る人を感動させたといいます。けれど、テーマの指示がなかった方は、メッセージが不明な作品が多かったそうです。目標やテーマがあると、それに向けて最善の努力をするということ、そして短時間の間でも具体的な結果をだせるということが分かったそうです。やはりテーマが無ければ、仕事はまとまりがなくなり、遅くなったりします。チラシが求めている目標が盛り込まれるのがテーマです。例えば春の運動会のチラシならば、ここは単純に春の運動会をテーマにしてもいいのです。ただ、これはではクレイティブなイメージは浮かんでこないものです。ここに「楽しい」という言葉を入れるとどうでしょうか。「楽しい春の運動会」というテーマにしてみると、イメージがしやすいのではないでしょうか。さらにどのような楽しい運動会にするかを付け加えて「春のドキドキするような楽しい運動会」というふうにするとイメージはさらに具体的になります。こちらの方が、チラシに盛り込むビジュアルやコピーも形になりやすいといえます。チラシというのは、実施日の決められたイベントの告知が多いかと思います。デザインに費やされる時間は限られており、その中で最大の効果を発揮するものを制作しなければなりません。

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